IndexNow APIの仕様と開発者向け情報
IndexNowとは
IndexNowは、MicrosoftとYandexが共同で開発したオープンソースプロトコルで、Webサイトの更新を検索エンジンに即座に通知するための仕組みです。主にBingやYandexなどの検索エンジンで利用されています。
API仕様
必須要件
- HTTPS対応: IndexNowを利用するには、WebサイトがHTTPSに対応している必要があります。
- APIキー: サイト所有者が生成したAPIキーを使用して、APIエンドポイントにアクセスします。キーはWebサイトのルートディレクトリに配置する必要があります。
リクエスト形式
- 単一ページ: GETリクエストを使用して単一のURLを通知します。
- 例:
https://www.bing.com/indexnow?url=https://example.com/page1&key=abcdef123456
- 例:
- 複数ページ: JSON形式でPOSTリクエストを使用して複数のURLを通知します。
JSON形式のPOSTリクエスト例
POST /IndexNow HTTP/1.1
Content-Type: application/json; charset=utf-8
Host: www.bing.com
{
"host": "www.example.org",
"key": "abcdef123456",
"keyLocation": "https://www.example.org/abcdef123456.txt",
"urlList": [
"https://www.example.org/url1",
"https://www.example.org/folder/url2",
"https://www.example.org/url3"
]
}
開発者向け情報
導入方法
- APIキー生成: 8〜128文字の英数字で任意のキーを作成し、
.txt
ファイルとして保存します。 - キー設置: キーファイルをWebサイトのルートディレクトリにアップロードします。
- URL通知: APIエンドポイントにHTTPリクエストを送信してURLを通知します。
プラグイン利用
WordPressなどのCMSでは、IndexNowプラグインを使用して自動的にAPIキーを生成し、コンテンツの変更を検知して通知することができます。
利点
- クロール効率化: 検索エンジンのクロール負荷を軽減し、インデックス化のスピードを向上させます。
- SEO向上: 検索エンジンに即座に更新情報を通知することで、SEO効果が期待できます。