日本の結婚式写真市場の現状とデジタルシフト

日本の結婚式写真市場はフォトウェディングの急速な成長が特徴で、2024年の市場規模は推計1,025億円に達しました。

市場規模と成長動向

フォトウェディング・前撮りの実施率は74.4%に上昇し、平均金額は約28万円と昨年比で増加傾向にあります。挙式・披露宴を実施する層では86.0%、未実施層でも63.7%がフォトウェディングを利用しており、両層で実施率が増加しています。

2024年は婚姻組数、実施率、1組当たりの平均金額が全て増加し、2年ぶりに1,000億円を上回る規模となりました。

ブライダル市場全体の状況

日本のブライダル関連市場全体(主要6分野計)は2024年に約1兆8,448億円で、前年並みの水準です。ただしコロナ前の2019年比では約76%にとどまっており、結婚件数の減少が影響しています。

デジタルシフトとトレンド

SNSの浸透により「自分らしい衣装や世界観で写真を残したい」というニーズが高まっており、フォトウェディングは「結婚式をしない層」へのアプローチとして注目されています。小規模・カジュアル志向の増加により、少人数婚やフォトウェディングが定着しつつあり、業界調査では55%の企業が「少人数の結婚式が増えた」と回答しています。

新たなサービスとしては、サプライズ撮影サービスやカップルフォト撮影プランなど、プロポーズから結婚後までのライフイベント全体をカバーするサービスが誕生しています。

ビジネスモデルの変化

フォトウェディング専門店は新規事業モデルとして成長しており、既存の衣装店や写真館が事業を拡大する際の重要な戦略となっています。大手企業もこの分野に注目し、M&Aを通じてフォトウェディング事業を補完する動きが活発化しています。

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