UTMパラメータの命名規則とベストプラクティス

UTMパラメータの命名規則とベストプラクティスは以下のポイントに集約されます。

  • 一貫性を保つことが最重要です。大文字・小文字の違いやスペルの揺れを避け、チーム全体で統一した命名ルールを共有します(例:utm_sourceはすべて小文字で統一)。

  • 半角英数字のみを使用し、日本語や全角文字は避ける。スペースの代わりにアンダースコア(_)を使うことでURLのエンコード問題を防ぎます(例:summer_sale)。

  • パラメータの値は簡潔かつ明確にし、意味が一目でわかる名前にする。例えば、キャンペーン名は「spring_sale_2024」のようにイベント名や年を含めると良いです。意味不明な「campaign001」などは避けるべきです。

  • 必須パラメータはutm_source、utm_medium、utm_campaignの3つ。utm_termやutm_contentは必要に応じて使います。

  • utm_mediumはGoogle Analyticsの既定チャネルに寄せるのが望ましい(例:cpc、email、socialなど)。

  • URLの末尾に「?」、複数パラメータは「&」で連結する。例:https://example.com?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=summer_sale。

  • 命名規則は「分ける」「まとめる」の視点で設計し、流入元やキャンペーンを明確に区別できるようにする。これにより分析時の混乱を防ぎます。

  • 分析ツール(Google Analyticsなど)との連携を考慮し、ツールが認識しやすい命名にすることも重要です。


まとめた命名規則例

パラメータ 命名例 ポイント
utm_source google, facebook 小文字、半角英数字で統一
utm_medium cpc, email, social GA既定チャネルに合わせる
utm_campaign spring_sale_2024 簡潔で意味が明確、日付やイベント名含む
utm_term sandals 有料検索広告のキーワード指定
utm_content ad1, carousel1 広告のバリエーション識別用

これらのルールを守ることで、UTMパラメータの管理がしやすくなり、Google Analyticsなどの解析結果の信頼性と利便性が向上します。

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