UTMパラメータでよくある間違いとその回避法

UTMパラメータでよくある間違いとその回避法は以下の通りです。

よくある間違い

  1. UTMパラメータの混同・重複
    • 複数のチャネルや広告プラットフォームで異なるUTMパラメータを混用し、トラフィックの分類が誤る。
    • URL内に同じUTMパラメータが重複している(例:utm_sourceが2回以上ある)。
    • 大文字・小文字の不統一により別のトラフィックとして認識される(例:「Facebook」と「facebook」)。
  2. 内部リンクにUTMパラメータを付与する
    • サイト内のヘッダーやフッターなど共通部分からの遷移にUTMを付けると、外部流入として誤計測される。
    • サブドメイン間の遷移にUTMを付けるのも同様に誤計測の原因となる。
  3. パラメータの記述ミス
    • URLの「?」と「&」の使い方を間違える。
    • パラメータ値に日本語を使い文字化けする。
    • UTMパラメータ名や値に大文字混在や不正な文字を使う。
  4. URL構造の問題
    • 非常に長いURLやハッシュ(#)以降にUTMを付けると、ブラウザや解析ツールで認識されない。
  5. 短縮URLの仕様によるパラメータ削除
    • 短縮URLサービスによってはUTMパラメータが削除される場合がある。

回避法

  • 命名規則の統一
    チームで管理用スプレッドシートなどを用意し、utm_sourceやutm_mediumなどの値を統一する。すべて小文字で記述することが推奨される。
  • 内部リンクにはUTMを使わない
    サイト内遷移はUTMではなく別のパラメータや方法で管理し、外部流入のみにUTMを付与する。
  • URLの正しい構造を守る
    URLの「?」の後に最初のUTMパラメータを付け、続くパラメータは「&」でつなぐ。
  • 日本語は使わず半角英数字で記述
    文字化け防止のため、パラメータ値は英数字に限定する。
  • URLの長さと位置に注意
    UTMパラメータはURLのクエリ部分(「?」以降)に付け、ハッシュ(#)以降には付けない。URLが長すぎないかも確認する。
  • 短縮URLの動作確認
    短縮URLを使う場合は、UTMパラメータが正しく引き継がれているか事前にチェックする。
  • リダイレクト後のUTM引き継ぎ確認
    リダイレクトがある場合はUTMパラメータが消えないか確認し、必要に応じて設定を調整する。

これらのポイントを押さえることで、UTMパラメータの計測ミスを減らし、正確なトラフィック解析が可能になります。

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