モバイルサイト制作にかかる追加費用と見落としがちなコスト

モバイルサイト制作の追加費用

モバイル(スマートフォン)対応サイトを制作する場合、PCサイトのみの制作費に比べて追加費用が発生します。一般的な相場は、PCサイトのみの制作費の1.5倍から2倍程度です。たとえば、PCサイトのみの制作費が10万円の場合、スマホ対応化の追加費用は5万円~10万円程度が目安となります。

費用の主な内訳

  • デザイン費:PCサイトのデザインをもとに、文字サイズ・画像・レイアウト・余白などをスマホ用に調整する作業が発生します。作業量はPCサイトの半分程度が目安ですが、追加で4.5人日(例:1人日3万円の場合、13.5万円)かかるケースもあります。
  • コーディング費:スマホ対応のためのコーディング(HTML/CSS/JavaScriptの実装)も追加費用となります。制作会社によっては標準で含まれている場合もありますが、別途費用となることもあるため、事前確認が必要です。
  • システム構築費:CMS(WordPress等)導入やお問い合わせフォームの作成など、運用面での追加機能にも費用がかかります。

見落としがちなコスト

モバイルサイト制作では、以下のような「隠れコスト」が発生しやすいため、注意が必要です。

  • オプション機能の追加費用:問い合わせフォームのカスタマイズ、ページ追加、画像・テキスト修正、SEO対策、予約システム、SNS連携など、ビジネスに必要な機能は基本プランに含まれていないことが多く、追加費用が発生します。
  • 素材作成費:オリジナル写真や動画の撮影・編集は外注が必要な場合が多く、追加コストとなります。
  • 進行管理費:プロジェクト全体の進行管理にも費用がかかることがあります。特に大規模な案件では、進行管理の有無が完成度に影響します。
  • 保守・更新費用:サイト公開後の保守(バグ修正、セキュリティ対策)やコンテンツ更新にも継続的な費用がかかります。これらは初期費用に含まれていないことが多いです。
  • ドメイン・サーバー費用:ドメイン取得やサーバー利用料も毎年かかる固定コストです。これらは制作費とは別に必要です。

まとめ

モバイルサイト制作では、PCサイトに比べてデザイン・コーディングの追加費用が発生するのが一般的です。また、オプション機能や素材作成、保守・更新、ドメイン・サーバーなど、見落としがちなコストも多岐にわたります。予算計画時には、これらの項目を漏れなく洗い出し、制作会社としっかりすり合わせることが重要です。

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